一眼レフの200mmレンズで楽しむ望遠撮影

一眼レフカメラの特徴であり、大きな醍醐味といえるのがレンズを交換できることです。撮影したいシーンや被写体によってレンズを使い分けることで、より魅力的な写真が撮影できます。

とはいえ、どんなレンズでどんな撮影ができるの?と悩んでしまいますよね。そこで、望遠レンズの特徴や望遠撮影の楽しさ、撮影の方法、望遠撮影におすすめの200mmレンズについて紹介します。

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望遠レンズの魅力とは

じつは望遠レンズでしか撮影できない写真がたくさんあります。遠くのものを大きくダイナミックに撮ることはもちろんですが、ふんわりと優しいボケをいかした雰囲気のある表現ができたり、独特のフレームの狭さによって被写体を際立たせるなど、望遠レンズを使うことで写真の表現がぐっと広がり、撮影する楽しさが実感できます。

次からの文章では、望遠レンズの特徴とおすすめの撮影シーンなどを紹介します。

遠くのものを大きく撮れる

望遠レンズは遠く離れた被写体を大きく映し出すことができます。被写体から距離をとれるので、音や気配に敏感な動物撮影に最適です。たとえば、野鳥が木の実をついばむ可愛らしい姿を、羽毛のふわりとした軽やかさも一緒にくっきりと捉えることができます。

動物園でも、望遠レンズは活躍するでしょう。ライオンや猿、クマ、さまざまな動物たちの一瞬の表情と毛並みまでもが写り込み、まるで息づかいが聞こえてくるような迫力ある一枚が撮影できます。

圧縮効果で驚きの構図が完成

望遠レンズの圧縮効果とは、前にあるものと背景の距離がぐっと近づいたように感じられることをいいます。この圧縮効果を使うには、前にあるものと背景にあるものを同時にフレームインさせるのがポイントです。遠くにあるものが大きく迫るように写ることで、近くにあるものとの大きさや距離の違いが少なくなります。

遠近感が弱まることで、面白い構図の写真が撮影できますよ。たとえば、「銀杏並木を背景に銀杏並木の下を歩く人々」や「手前にある桜の木と背景に写る富士山」など、両者に圧倒的な大きさの違いがあるふたつが、一枚の写真に違和感なく収まることで印象的な写真に仕上がります。

ボケをいかした撮影表現

望遠レンズは背景を大きくぼかすことができます。背景だけでなく、前の景色にもボケを入れることで奥行きも表現でき、主役を効果的に引き立たせることができます。子どもやペット、花など、可愛らしい写真を撮りたいときには、このボケの効果をいかすことで、やわらかく優しい印象の写真が撮影できます。

イルミネーションの背景をぼかして光の粒を表現したり、花畑の背景をぼかしてカラフルでやわらかなグラデーションを表現したり、ストーリーを感じるロマンチックな写真表現が存分に楽しめます。

望遠レンズの特徴をいかした撮影シーン

まず、動物撮影に使っていただきたいです。野鳥やリスなど、近くに寄ることが難しい野生動物でも、遠くから、警戒されることなく撮影できます。たとえば、背が高いキリンの首から上の部分だけをフレームに切り取って撮影することもでき、構図の楽しみが広がります。

動物園のほか、水族館のイルカショー、馬や牛、羊がいる牧場なども楽しい撮影シーンが期待できます。ライオンやトラなどの猛獣が見せる眼光の鋭さ、緊張がとけた一瞬の可愛らしさ、ペットの犬や猫のユーモラスな表情や愛らしい仕草など、いきいきとした姿を写真におさめましょう。

車や飛行機、バイクや船などの乗り物撮影でも望遠レンズが定番です。たとえば、車道を走る車の姿を離れた歩道からカッコ良く撮影することができます。鉄道の列車にも最適です。遠く離れた海を航行する船や、上空を飛びゆく飛行機もぜひトライしてほしいシーンです。

危険のない場所からゆっくり写真撮影を楽しむことができますよ。望遠レンズの特徴である圧縮効果を利用して、人物や建物などと組み合わせた撮影もおすすめです。子どもの運動会や発表会などの学校行事、スポーツやレジャーのイベントにも、望遠レンズが活躍します。

大きなイベントになればなるほど、撮影場所を自由に選ぶことが難しくなりますよね。決まった場所からでしか撮影できないというとき、望遠レンズを使えばシャッターチャンスをばっちり捉えられます。遠くの被写体も無理なく映すことができ、細やかな表情を逃さずキャッチできます。

また、望遠レンズは背景を大きくぼかすことができるので人物のポートレート撮影にもよく用いられます。背景をぼかすことで、主役の人物がより際立ちます。スナップ撮影や風景写真にも望遠レンズが楽しく使えます。圧縮効果やぼかしといった望遠レンズの描写特性を使うことで、幅広いシーンで使うことができるんです。

人で賑わう商店街や交差点、公園、河原、都心の夜景など、外出の際にカメラを用意して、ぜひ望遠レンズをかまえてみてください。普段の風景が、望遠レンズによって異なる表情を見せてくれるでしょう。

200mm望遠レンズを選ぶ理由

どれくらいの距離感の被写体を撮影するかによって、選ぶレンズは変わってきます。

いわゆる、定番として日常的に使いやすいとされているのは、70から200mmくらいの焦点距離です。

なかでも200mm前後の望遠レンズであれば、圧縮効果を利用した撮影もできますし、スナップ撮影にも使いやすいでしょう。ポートレート撮影にも、ぼかしをいかしたユニークな写真が撮影できます。また、各社カメラメーカーからも優秀なレンズが発売されているので安心できます。

最初から難しい機材にチャレンジして失敗すると、楽しくありませんよね。まずは成功率が高くて満足感も得られやすい、使い勝手のいい機材を選ぶことがポイントです。200mmレンズは使いやすく、本格的な撮影にも使用できるので、写真愛好家の方たちにも愛用されているレンズです。

今後も長い期間楽しめるでしょう。

手ぶれをふせぐ

「望遠レンズはぶれるから苦手」という方もいらっしゃるでしょう。基本的に望遠レンズはぶれやすいので、手ぶれ補正機能がついているものを選ぶのがおすすめです。現在のカメラには優れた機能が搭載されているものが多くあるのでぜひ利用しましょう。

また、三脚を使うのもおすすめです。土台の安定性が高まり、シャッターチャンスにより集中することができます。ポケットサイズのミニ形や、コンパクトな軽量サイズなど、折りたたみができて持ち運びに便利なもの、使用時に素早くセッティングできるものなど、いろいろなタイプが発売されています。